それは、何の変哲もないありきたりたりの午後であった。
暗いニュースばかりがテレビに映っていても、そんなことには気も留めなかった。
しかし、それは唐突に君を襲った。
地は家屋をずたずたになぎ倒し、
波は形ある万物を沖の彼方に押し流してしまった。
君はそこに残された。
でも、自分以外の、
絆と呼べる一切のものは刹那に失われた。
父も母も兄弟も、そして愛すべき人も・・・。
希望は絶望へと一変し、
不安と恐怖が君の身に纏う。
心は孤独の鎧で武装され、
募る不信感は君の口を固く閉ざす。
「なぜ、自分だけ・・・」
現実の不条理と理不尽さを嘆き、
口惜しさとやるせなさにさいなまれる君。
しかし君よ!
ひとつ大事なことを忘れてはいないか?
君はひとりではないということを!
そもそも、君ほど隣人を愛してきた人はいないはずだ。
自己を犠牲にしてまで
ぼくを慈しんでくれたのは君だったはずだ。
初夏を彩る藤の花のような品性を育んでくれたのも
君以外にはいないはずだ。
陸と海をこよなく愛する君。
そんな君が決して倒れるわけがない。
厳寒の風雪に立ち向かってきた逞しい君。
そんな君が何事にも屈するわけがない。 |
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NOBODY CAN BREAK YOUR HEART.
だれも心は壊せない。
今こそ手をつなぎ合おう!
誰かが君のために祈っている。
世界が君に手をさしのべている。
これまで君がしてきたことへの感謝の証として。
今こそ力を合わせよう!
君もぼくも、家族には欠かせないかけがいのない生命。
ぼくたちは何処より来て、何処に向かおうとも、
「いま」、「ここ」から明日への希望が始まるのだ。
今こそ言葉を交わし合おう!
歌おう!笑おう!励まし合おう!ぼくたちに与えられたただひとつの武器を使って。
君はいつも言葉数が少なく、誠実であろうとするがゆえに冗舌に語ろうとはしない。
でも、重みのある君の一言で救われた友が世界中にいるのは確かなのだ。
でも今、君は弱り、困り果てている。
だからこそ、今度はぼくが君に何かをする時だ。
ぼくの「すべて」は君の「すべて」。
だからこそ、ぼくは行動しなければならないのだ。
今度はぼくの番だね。
NOBODY CAN BREAK YOUR HEART.
NOBODY CAN BREAK MY HEART.
だれも心は壊せない。 |